診断書に因果関係のない病名記載され、因果関係の有無を問合せ

TOさんは、トラック運転手として勤務していましたが調子が悪いのを年齢のせいだと思っていました。しかし、黙って立っているだけでも息苦しくなったり、運転中にも背中にすごい痛みを感じて運転を中断せざるを得ない事が有って病院を受診しました。

病院検査の結果、「僧帽弁逆流による心不全」として内服加療を続けましたが、心不全再増悪を来し、両心室ペースメーカー移植術を施行しました。その結果、体力が無くなって長時間立っても居られずトラック運転手を退職し、障害年金の申請を当事務所へ委任されました。

診断書や受診状況等証明書には、障害年金を申請する傷病とは別の病気で病院を受診した事を記載する医師も居ります。その際に注意するのが病気の「因果関係」です。初診日がズレてしまう事も有るため(障害厚生申請が障害基礎申請になる事も有る)、当事務所では必ず因果関係を調べます。

その結果、TOさんの場合は当該初診日の前に前医受診歴が有っても因果関係が無いことを確認し、障害厚生年金2級にて認められました。