札幌障害年金相談センターの米田です。「障害年金」の手続きを進めるに当たって、診断書等で記載されている医学用語を思い込みで読まないで、1つ1つ意味を確認をしながら読むことは必須行為です。その上で、当センターではこのページのように知識を深める為に知識の蓄積をしています。皆さまにとっても何かしからのご参考になれば幸甚です。
1,「認知機能」について
「認知機能」の低下を言われても、漠然と認知症の症状を想像するぐらいだと思うのですが、そこを少し調べてみましたので、ご紹介します。
認知機能(にんちきのう)
理解、判断、論理などの知的機能のこと。
認知とは理解・判断・論理などの知的機能を指し、精神医学的には知能に類似した意味であり、心理学では知覚を中心とした概念です。心理学的には知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解といったさまざまな要素が含まれますが、これらを包括して認知と呼ばれるようになりました。
しかし一般的には認知機能は主に認知症における障害の程度を表す場合に用いられることが多いようです。認知症では物忘れにみられるような記憶の障害のほか、判断・計算・理解・学習・思考・言語などを含む脳の高次の機能に障害がみられますが、その障害がみられる脳の機能として認知機能と表現されます。
引用元:厚生労働省 認知機能
2,「認知機能低下」の症状
当センターにご相談に来られた方の中にも、「認知機能低下」の方がいらっしゃいました。この方は「脳出血」により、病院へ行った際には既に「左上肢が脱力」、及び「左側への集中力の欠如」という症状があった。
この「左側への集中力の欠如」が、「認知機能の低下」であると医師から指摘されています。
両眼が半盲という症状もありましたが、眼の症状にかかわらず「 左側への集中力の欠如 」する為、頭の左側を壁等にぶつけてしまう、包丁で野菜や魚を斬っていると、左手を誤って切ってしまう等の具体的な行動となって表れていました。
この方は、1年程前から自身の異変に感じてはいたけど、まさか「脳内出血」とは思っておらず騙し騙し生活をされていたようでしたが、病院へ行った際には二か所に脳内出血の痕跡があったようです。
皆様も日々の生活に追われる日が多いと思いますが、身体に異変を感じることがありましたら、なるべく早めに病院へ行くように致しましょう。
私も、妻から今年は健康診断を受けるようにきつく言われています。
3,「認知機能障害」の特徴
「認知機能障害」と他の精神疾患とで異なる点がありますので、下記に記したいと思います。
1)症状の重症度とは関係がない
2)定型抗精神病薬による影響を受けない。しかし新しい非定型抗精神病薬による改善の効果は期待される
3)やる気や意欲の低下とは関連がない
4)知的機能の低下によるものではない
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