札幌障害年金相談センターの米田です。当センターは、「障害年金」のみならず「老齢年金」「遺族年金」も対応しております。その他「傷病手当金」もご相談が多い案件です。「傷病手当金」としてご相談が多いのが、退職後も「傷病手当金」を受給したいがどうしたら良いのですか、という内容が圧倒的に多いです。

今回紹介する案件は、まさに「傷病手当金」を退職後に受給したい場合どうしたら良いですか、というものです。

ご相談

身内に不幸があり、その後引きこもりとなってしまい全く出社ができない状況となってしまいました。現在有給休暇を来月誕生日まで利用する予定です。ちょうど来月誕生日で定年年齢に達します。ですが、嘱託社員にならずにそのまま退職することに致しました。

但し、生活のこともあるので「傷病手当金」を受給したいと考えていますが、退職後でも「傷病手当金」を受給することができるのでしょうか。

「傷病手当金」を受給できる場合、 病院で診察の際に会社に提出する診断書は必要でしょうか。病院に依頼する「傷病手当金」の申請書は、どのタイミングでお願いしたら良いのでしょうか。退職する前が良いですか。退職した後でも大丈夫なのでしょうか。「傷病手当金」支給申請書は、私が届出をすべきでしょうか、それもと会社がやってくれるものですか。退職する意向は会社に伝えていますが、改めて退職願と診断書を会社に提出した方が良いでしょうか。宜しくお願いします。

回 答

お問合せ頂きまして大変にありがとうございます。

退職後でも「傷病手当金」を受給できる条件とは?

まず「傷病手当金」を、会社を退職した後でも受給できるかどうかですが、「傷病手当金」を対象後でも受給できるケースもあれば、受給できないケースもあります。

退職した後でも「傷病手当金」を受給する為の条件とは?

この条件を満たしている場合は、退職した後も「傷病手当金」を受給することができます。

「傷病手当金」の手続きの流れ

「傷病手当金」を請求されたことがないと難しいイメージがあるかと思いますが、解り易く解説をしていますので下記のURLでご興味がある方はご覧ください。

【傷病手当金】中途退職する場合の支給申請書について解説します!!

病院に「傷病手当金」支給申請書を依頼するタイミング

 一般的には、会社在籍中であれば賃金の締切日に合わせて、「傷病手当金」を請求することが多いので、賃金締切日前後に病院に申請書を依頼することが多いです。

 ですが、今回退職される予定ですので、二通り考えられます。

 (1)(賃金締切日が月末でない場合)一度会社の賃金締切日に合わせて1回目の申請をする。

   → 「傷病手当金」の支給申請書(事業主証明)の期間に合わせて申請をする。

 (2)来月末日締で1回目の申請をする。

 上記二通りの内、いずれかを選択をして頂き、どのタイミングで申請書を依頼した方が良いかを病院に御相談してみてください。

誰が「傷病手当金」支給申請書を届け出る?

 原則は、「傷病手当金」を請求する人が届出をすることになっています。ただ初回だけ会社でやって頂ける場合もあるので、会社側に御確認してみてください。

 勿論、退職日後の期間については、「傷病手当金」支給申請書は会社はやって頂けませんのでご自分で届出をすることを忘れないようにして下さい。

 会社で届出をしてくれない場合、1つ注意が必要です。「傷病手当金」支給申請書(事業主証明)のページを、会社から渡された後、必ず確認をして下さい。時折誤った記載の仕方をされているのを散見しています。

 ※よくある記載の誤りついて → 【傷病手当金】支給申請書 (事業主記入用)記載方法

有給休暇を利用して退職するけど、会社に提出する診断書は必要?

 休職ではなく、現在有給休暇をご利用されています。ですので、一般的には診断書は不要かと思われます。 ただこれも会社側の判断もあるかと思うので、こちらも会社側に御相談頂いた方が良いかと思います。

《問合せ》は

●「電話080-3268-4215 」 又は 「こちらのフォーム(メール)」でお申込み下さい。

社会保険労務士法人ファウンダー  / 札幌障害年金相談センター 

受付時間 平日 9:00-20:00(土日祝も対応可)

連絡先 ℡:080-3268-4215 / ℡:011ー748-9885

所在地〒007-0849 北海道札幌市東区北49条東13丁目1番10号