精神疾患による請求事例:成年後見人からのサポート

HGさんは健常児と障害児の狭間にあり、小中学校は普通学級で進学した。しかし何をやっても1~2年遅れている感じであり、いじめに遭い続けました。成長するにつれて幼児女児に興味を持ってワイセツ行為をしたり、痴漢行為に対する罪悪感がまるで無いことを心配した家族が病院を受診させたところ、アスペルガー症候群の診断を受けました。

父親との二人暮らしでしたが、人に騙されやすく金銭管理も出来ないため、父の死去後の遺産管理を懸念してついてもらった成年後見人の司法書士より、障害年金の申請を依頼されました。

精神遅滞や広汎性発達障害は生来性のことが多く、その場合は病歴申立書を出生日から作成する必要が有ります。

御本人からは申立書内容を聞き取ることが出来なかったのですが、ご家族の方に幼児期からの病歴・日常状況を丁寧に細かく確認し、申立書を作成した結果、障害年金3級に認定され受給する事が出来ました。